「過重労働」があったとか
「パワハラ」や「いじめ」を受けたわけではありません。
でも鬱になってしまいました。
鬱になる前の私
当時の役職は課長。総務人事課の責任者。
会社は東証プライム上場グループ企業の子会社。
出世コースにも乗っかっていた。
グループからも会社からも上司からも期待されていました。
社内の問題を解決したり
大幅に経費削減したり
などなど
バリバリやってるさなかでした。
会社と現場の板挟み
親会社から厳命が下りました。
「勤怠管理を徹底せよ」
平均の退勤時刻は 19:30 以下にせよ
週一回は定時退社 全社員実行せよ
平均の有給休暇取得率は 80%以上にせよ
と目標値だけが言い渡されました。
「やり方や手法、方針は各社で考えよ」です。
総務人事課責任者の私が中心取り組むこととなりました。
全社員への働きかけ
手始めに月に一回集計していた勤怠状況を
毎日確認できるような仕組みを作りました。
月中で手を打たないと間に合わないとの考えです。
すべての社員が今この時点で平均退社時刻、定時退社、有休消化率
どなど5分で詳細な勤怠状況が把握できるようにプログラム。
毎日現場に状況を通知して改善を喚起しました。
個人に対して
あなたは退社時刻が〇〇:〇〇です。
あなたの定時退社〇回です。
あなたの有休消化率は〇%です。
改善してください。
と毎日指摘
現場社員からの反発はすごかった。
「お前がやってみろ」という者声が上がりました。
責任者、所長、エリア長、部長職に対して
あなたの部署は平均退社時刻が〇〇:〇〇です。
あなたの部署は定時退社平均〇回です。
あなたの部署は有休消化率は〇%です。
改善してください。
と指摘、会議の場でも追及して
役職上位者から目を付けられました。
「お前の仕事じゃないのか!」って怒鳴られました。
その他経営層から
〇〇:〇〇にパソコンを使えないようにしてはどうか
〇〇:〇〇に事務所の照明落ちるようにしてはどうか
との意見がでます。
どんどん現場をがんじがらめにしていきます。
実行するのは私です。
すべての矢面に立ったのは私でした。
現場社員が本社へ怒鳴り込んできて
不平不満を爆発
私と当該社員を上司が仲裁する事もありました。
もともと営業の私には現場がどれだけ大変か分かっています。
こころの中では現場の味方をしたかった。
しかし立場的にそれは出来ませんでした。
でも完璧主義の私には与えられた目標値を達成できないという選択肢もありません。
私の中にも二人の自分がいました。
自分自身が二人の自分に板挟みでした。
①現場の社員を第一に考えて、現場にあった取組をしろ!
②総務人事課の責任者として責務(数値目標の達成)を全うしろ!
あえて言うなら相反する目的に
自分が自分にパワハラしてました。
自ら逃げ道をなくしました。
その他の板挟み
このほかにもグループ全体の取り組み
「事故を減らせ」「安全運転させろ」
「労災減らせ」「安全配慮義務行使しろ」
などなど
経営層と打ち合わせをして
社有車にGPSをつけたり
WEB上で危険運転の警報つくようにしたり
社有車の傷、へこみすべて調査したり
いろいろ行いましたが
がんじがらめの実行役はすべて私です。
上司たちの期待に応えなければという気持ちも常にありました。
が、現場に寄り添いたい気持ちもありながら
現場からの批判を一身に受けることに限界が来ました。
責任者を下ろしてほしいとお願いしましたが受け入れてもらえませんでした。
鬱になった私
見る見るうちに仕事が手につかなくなりました。
あり得ないミスをするし
報告もままならない。
以前は失敗を隠すようなことをしたことが無かったけど
上司に言えなくなりました。そして
ある日突然会社に行けなくなりました。